先日、レコーディング済みの素材持込で、ミックスのみ弊社で行うという依頼を受けました。
PCの進歩のおかげで、自宅でレコーディングやミックスが簡単に出来るようになって久しいですが、
それでもちゃんとしたモニター環境でプロが行うミックスは、やっぱり仕上がりが全然違います。
今回受け取った音源は、ピアノとボーカルをメインとした、ちょっと大人な音楽で、
素の状態でも決して悪い音ではありませんでした。有るべき周波数帯はしっかりと有ってくれて、ホッとしたくらいです。
ボーカルはインターフェース直刺し、ピアノはDAW付属のソフト音源を使用した打ち込みのサウンドです。
打ち込みのピアノ音源はサンプル容量等の関係でやはり生ピアノには敵いませんが、アナログのアウトボードを使ったちょ
っとした工夫で、一つ前に出る音色を作る事が可能です。
今回は各パートに異なるプリアンプを4つ通して、好みの音に変化した物をチョイスして、その後プラグインで細かい所を
詰めていきました。
通したのは、MACKIE、Focusrite、昔のBEHRINGER、AMEK、の4種類。価格でいったら絶対AMEKなんですが、
1番採用率が高かったのはなんとBEHRINGERでした。音色っていうのはホント好みなので、出音を聴いてみるまで
わかんないですね。